こんにちは、紫苑(@shion615_aster)です。
新米の美味しい時期ですね。
スーパーには新米と大きく書かれたポップが目立ちます。
白くてツヤッツヤに炊けたご飯はそれだけでも美味しい!
でもお米の研ぎ方で炊きあがりの味が変わるって知ってますか?
ご飯の甘みを最大限に活かす方法があるんです?
今回は和食の技法である洗い米で美味しくご飯を炊く方法を紹介します。
ご飯を美味しくする洗い米とは?

お米本来の甘さを引き出す和食の技法
洗い米(あらいごめ)
Twitterで料理研究家の土井義晴先生がツイートしていました!
お米を研いだ後、浸け置きで吸水するんじゃなく、ザルにあげて水切りをしながら吸水させます。
これで炊いたご飯がすごく美味しいんです!
しっかり水切りをして、綺麗な水で水加減して炊いたご飯は白くてツヤツヤ。
新米じゃなくても十分に美味しいご飯が炊けます。
洗い米にする最大のメリット
洗い米は水切りと同時に吸水が完了するので、洗い米さえ用意しておけばすぐに炊くことができます。
鍋で炊くのに適した方法ですが、炊飯器の早炊き機能でもOK!
ポイントを抑えれば難しくはありません。
- お米を研いでザルにあげる
- 中心をドーナツ状になるようにくぼませて水切り&吸水
- 吸水時間の目安は夏30分、冬は1時間程度
- 濡れ布巾を被せて乾燥を防ぐとGOOD
- 吸水後のお米と同じ体積の水で炊く
洗い米はポリ袋に入れて冷蔵庫で2〜3日は持ちます。
(吸水から2〜3日以内に必ず炊く事)
水切りの段階でお米の芯まで吸水できているので、新たに吸水させる必要がないのが利点。
多めに用意しておいて、必要な量を炊くこともできますね!
炊くときの水加減もお米の体積と同じなのでとってもわかりやすいです。
洗い米の作り方【動画あり】
洗い米でお米を炊く手順をまとめました。
- お米を研ぎ、ザルにあげる
- ザルにあげたお米の真ん中をドーナツ状にくぼませて水はけを良くする
- 30分-1時間水切り&吸水する
- 洗い米の体積を計量カップなどで量り、同じ量の水を入れる
- 水を入れたらすぐに炊く!
この時、炊飯器の内釜で研がないのもポイント。
お米は硬いので、内釜に小さな傷がたくさんついてご飯がこびり付きやすくなります。
料理研究家の土井善晴先生が洗い米のやり方をYouTubeにアップしていました。
洗い米の理論〜実践〜保存法〜炊き方を解説してくれています。
最初は洗い米の理論を説明されています。
洗い米の作り方は4分12秒からです。
お米をガシガシと洗っている人に是非とも見てもらいたい動画です。
手早く、ささっと洗って水切りをする。
洗い米のコツを丁寧に説明した動画になっています。
洗い米が美味しい理由

では洗い米で炊いたご飯は普通に炊いたご飯とどう違うのでしょうか。
動画の中で土井先生は
- 水につけたまま吸水させると雑菌が増え、発酵が始まる
- お米を洗うのは米ぬかを落とすために手早くやる
浸水で吸水させる方法は一般的だと思いますが、常温でやると雑菌が繁殖しやすくなります。
炊きたての段階では2つに大きな差はないように感じますが、時間が経てばその差が歴然です。
普通に浸水して炊いた方は、保温すると雑菌が増え黄色っぽく変色し味が落ちます。
一方で洗い米は美味しさを保っているんです!
もちろん雑菌といっても当日中に食べるなら大きな害があるものではないでしょう。
雑菌が増えればツンとした臭いがしてきますし、味も美味しいとは言えません。
洗い米はとにかく美味しいご飯になります。
是非シンプルに塩むすびで食べてみてください。
まとめ:洗い米で美味しい新米を!
洗い米を知ってもらえましたでしょうか。
今の時期は新米も出回るので、炊き比べて食べてみるのも面白いですね。
白いご飯で食欲の秋を存分に楽しみましょう!